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『民話の思想』佐竹昭広(中公文庫)

『民話の思想』佐竹昭広(中公文庫)

1990年12月10日初版発行
271頁




目次(収録作品)

1 善人と悪人
1 又九郎左衛門のこと
2 枯木に花咲かせ爺のこと
3 食わず女房のこと
4 猿地蔵のこと(前)
5 猿地蔵のこと(後)
6 見るなの座敷のこと
7 かくれ里のこと
8 天神女房のこと
9 竜宮童子のこと
10 隣の爺のこと

2 民話と外来思想
1 因果屋のこと
2 報い犬のこと
3 屁ひり爺のこと
4 福富長者のこと
5 マメ祖のこと
6 綾つつ、錦つつ、黄金さらさらのこと
7 美目は果報の基のこと
8 果報は寝て待てのこと
9 藁しべ長者のこと
10 パッチリ爺さのこと

意味論序説―『民話の思想』の解説をかねて 井筒俊彦

花咲かせ爺、食わず女房、猿地蔵、竜宮童子、藁しべ長者…私たちに馴染み深い昔話は、なぜ幾世紀もの歳月を生きつづけたのか。昔話に登場する善悪の思想、儒教倫理は果たして日本本来の思想だったのだろうか。昔話を縦横に分析し、儒仏思想の底にある民衆の逞ましい現世主義、人間主義を見出す実証的研究。

アマゾン商品説明より

著者は、国文学者。
第1部は『国語通信』(筑摩書房)に「古潭と古語」の題で連載したもの。第2部は『月刊百科』(平凡社)に「民話の思想」の題で連載したもの。(p.241)
第1部は、昔話の正直爺さんに典型的に表現される「またうど」「またい」が、目次にあるさまざまな昔話のなかでどのように表現されているかを考察している。
第2部は、主にわが国の昔話における儒教や仏教の影響についてを論ずる。

論文のようなエッセーのようなテイストの本。昔話に興味がある人には、そこそこおもしろいと思うが、読みやすくはない。引用されている古文や方言で語られた昔話などに現代語訳がないのも、分かりにくいだろう。

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