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『ブレンダと呼ばれた少年』ジョン・コラピント(無名舎)

『ブレンダと呼ばれた少年―ジョンズ・ホプキンス病院で何が起きたのか』ジョン・コラピント、村井智之訳(無名舎)

2000年
327頁
定価:1800円(税別)



目次(収録作品)

第1部 SFゲーム(初春の吹雪/性の伝道師/ブレンダへ/氏か育ちか/密室での面接/逃避行)
第2部 自分の生いたちを知って(困惑する医師たち/風変わりな少女/性転換者/女医マッケンティ/過去の名前/デイヴィッドへ)
第3部 自然のままの姿で(不可解な沈黙/あいまいな性器/カリスマの落日/真の男として)

1967年、アメリカで包皮切除手術に失敗した8ヶ月の双子の男の子のひとりが、性科学の権威、ジョン・マネーの勧めによって、性転換手術を受け、ブレンダという名前で女の子として育てられた。性転換をすれば、女性の生殖機能を持つことができ、正常な性生活をおくれるとマネーは説得したが、実は、ブレンダは「性別の自己認識は環境的要因によって決まる」というマネーの理論を裏付けるための格好のモルモットとして利用されたにすぎなかった。マネーは、この症例を医学ジャーナルに発表し、自説の正当性を主張し、キンゼーレポート以来の偉大な発見としてセンセーションを呼ぶ。だが、少女となった男の子のこころと身体は、成長するにつれ重大な危機を迎える…。

アマゾン商品説明より

原題『As Nature Made Him:The Boy Who Was Raised as a Girl』

[関連]
『ブレンダと呼ばれた少年―性が歪められた時、何が起きたのか』ジョン・コラピント、村井智之訳(2005・扶桑社)352頁

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