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『ことばと対象』クワイン(勁草書房)

『ことばと対象』W.V.O.クワイン、大出晁・宮館恵訳(勁草書房)

1984年
544頁




目次(収録作品)

第一章 言語と真理
 1 日常的事物を手がかりに
 2 客観への引きつけ、あるいは、多から一へ
 3 文相互の関係づけ
 4 語の学習方法
 5 証拠
 6 措定物と真理

第二章 翻訳と意味
 7 根底的翻訳の第一段階
 8 刺激と刺激意味
 9 場面文 干渉的情報
 10 観察文
 11 場面文の主観内的同義性
 12 名辞の同義性
 13 論理結合子の翻訳
 14 同義文と分析文
 15 分析仮説
 16 不確定性への誤解について

第三章 指示対象の発生学
 17 語と質
 18 音声上の規準型
 19 分割された指示対象
 20 述定
 21 指示詞 限定詞
 22 関係名辞 指示の四段階
 23 関係節 不定単称名辞
 24 同一性
 25 抽象名辞

第四章 指示対象の気まぐれ
 26 不明瞭性
 27 名辞の多義性
 28 統語法のいくつかの多義性
 29 作用域の多義性
 30 指示の不透明性
 31 不透明性と不定名辞
 32 ある種の動詞における不透明性

第五章 規格化
 33 規格化の目的と要求
 34 量化記号と他の演算子
 35 変項と指示の不透明性
 36 時間 一般名辞の局限
 37 名前の再分析
 38 調停的覚え書き 単称名辞の消去
 39 定義と二重生活

第六章 内包からの脱出
 40 命題と永久文
 41 様相
 42 意味としての命題
 43 内包的対象の除去へ向けて
 44 命題的態度のその他の対象
 45 二重の基準
 46 性向と条件文
 47 理論のための枠組

第七章 存在に関する決断
 48 唯名論と実在論
 49 誤った偏愛 存在に関する関わり合い
 50 招かれざる存在者
 51 極限神話
 52 幾何学的対象
 53 哲学的範型としての順序対
 54 数、心、および身体
 55 どこまでクラスで通すか
 56 意味論的昇階

言語の習得やその使用、および意味現象などをすべて言語行動に関連させて考察している。思索の拡がりと体系性において、戦後分析哲学の最高峰の一つといわれている。

出典:勁草書房公式サイト

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