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『アドルフ』コンスタン(岩波文庫)

『アドルフ』コンスタン、大塚幸男訳(岩波文庫)

改版1965年
147頁



これをしも恋愛小説というべきであろうか。発端の1章を別とすれば続く2章だけが恋と誘惑にあてられ、残る7章はすべて男が恋を獲たあとの倦怠と、断とうとして断てぬ恋のくびきの下でのもがきを描いている。いわば恋愛という「人生の花」の花弁の一つ一つを引きむしり、精細に解剖しようというのだ。近代心理小説の先駆をなす作。

本書表紙(カバー)より


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『アドルフ』コンスタン(2014・光文社古典新訳文庫)

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