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『鶏肋集・半生記』井伏鱒二(講談社文芸文庫)

『鶏肋集・半生記』井伏鱒二(講談社文芸文庫)

1990年
389頁




目次(収録作品)

鶏肋集(鷄肋集)
半生記
南航大概記(昭南日記/旅館・兵舎/犠牲/戦死・戦病死/疎開記/疎開日記)
早稲田界隈(牛込鶴巻町/坪内逍遥先生/早稲田界隈)
人と作品
年譜/著書目録

子守り男に背負われて見た、花の下での葬式の光景。保養先の鞆ノ津で、初めて海を見た瞬間の驚きと感動。福山中学卒業と、京都の画家橋本関雪への入門志願。早稲田大学中退前後の、文学修業と恋の懊悩。陸軍徴用の地マレー半島で知った苛酷な戦争の実態。明治31年福山に生れて、今92歳の円熟の作家が心込めて綴った若き日々・故郷肉親への回送の記。

出典:講談社BOOK俱楽部

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