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『アメリカン・マインドの終焉』アラン・ブルーム(みすず書房)

『アメリカン・マインドの終焉―文化と教育の危機』アラン・ブルーム、菅野盾樹訳(みすず書房)

新装版2016年
448頁
定価:5,800円(税別)




目次(収録作品)

第1部 学生(真白なノート/書物/音楽/きずな)
第2部 アメリカン・スタイルのニヒリズム(ドイツとのコネクション/二つの革命と二つの自然状態/自己/創造性/文化/価値/左翼のニーチェ主義化、もしくはニーチェ主義の左翼化/われわれの無知)
第3部 大学(ソクラテスの『弁明』からハイデガーの『学長就任演説』まで/六〇年代/学生と大学)

かつての自由と平等の理念は、なんでも認めてしまう相対主義に変わってしまった。アパシー(無感覚)が今のアメリカを覆いつくしている。自由の砦であった大学は、かつては社会から孤立することで、逆に社会に貢献してきた。だが今や、大学は社会の要求をそのまま受け入れている。専門化がすすみ、科学技術やアップ・トゥ・デイトな講座がふえる一方、哲学・文学・芸術などの一般教養科目は片隅に追いやられてしまった……
大学教育を中心に現代アメリカの“精神の空洞化”を根底から抉った問題の書。決定的なアメリカ論である本書は、今後の日本を暗示する。
[初版1988年12月8日発行]

出典:みすず書房公式サイト

原題『THE CLOSING OF THE AMERICAN MIND』

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