スポンサーリンク

『GHQ焚書図書開封8』西尾幹二(徳間書店)

『GHQ焚書図書開封8―日米百年戦争 ペリー来航からワシントン会議』西尾幹二(徳間書店)

2013年
340頁




目次(収録作品)

「日米百年戦争」を出すに当って

第一章 アメリカの覇権意志は十九世紀初頭にはじまる

真っ先に槍玉にあげられた「大東亞戦争調査会」叢書
「覇権意志」をもった国は、ナチスでもソ連でもなく、アメリカであった
帝国主義的国務長官「五人男」
「虎の威を借る」初期アメリカ外交
アメリカ最初の帝国主義者シュワード国務長官
アメリカ帝国主義の「モデル」はシュワードが築いた
アメリカ帝国主義の基礎は二十世紀初めに完備された
太平洋に展開してきたアメリカの野望と残虐
アメリカの危機~(1)シナ大陸への出遅れ
アメリカの「主敵」はロシアから日本へ―

第二章 偽善に充ちたアメリカ外交

「民族自決」も「大西洋憲章」もアメリカの自己都合だった
アメリカの危機~(2)第一次大戦中における日本の勢力伸長
アメリカの危機~(3)満州事変勃発
アメリカが使い分けた「モンロー主義」
カウンターバランスする国や地域はかならず抑え込むアメリカの習性
アメリカ外交政策の偽善性、矛盾性、便宜性
「東アジアは与しやすし」と見たアメリカ
悪魔的なアメリカには気をつけよ!

第三章 英米の文化工作は「正邪」具えた双面神だった

米英の凄まじい文化宣伝
アメリカの「文化工作」はかなり成功していた
じつに手厚かった米英の文化的援助
日本を理解した国、憎んだ国
米英はどのようにしてシナ大陸に進出して行ったのか
豊富な資金でさまざまな文化事業を展開
米英両国の文化工作の特徴と相違
「ヤヌス=双面神」としてのアメリカ文明

第四章 「ペリー来航」から「日英同盟」への真相

「ペリー来航」秘話
硬軟使い分けたペリー提督
ペリーは「琉球占領」まで考えていた
日清戦争の推移とイギリスの態度豹変
「三国干渉」とイギリスの思惑
日本とイギリスの思惑が一致した「日英同盟」
変質する「日英同盟」とアメリカの策謀
シナ大陸に遅れてやってきたアメリカの思慮遠謀
アメリカの「世界制覇」のわかりにくさ

第五章 アメリカはなぜ日本を敵視したのか

アメリカの対日感情はどうして悪化したのか
新興・日本に対するアメリカの「悪意」
セオドア・ルーズヴェルトの「新モンロー主義」について
シナ大陸をめぐる日本と英米の角逐
崖っぷちに立たされた日本
シナ大陸を舞台にしたアメリカの「横暴」そして「傍若無人」

第六章 シナ大陸を舞台にした日米支の角逐

シナ大陸を搾り取る外国借款団
列強資本に食い荒らされたシナ鉄道
鉄道利権をめぐってアメリカのゴリ押しがつづいた
「日本参戦」をめぐるイギリスの奇妙な逡巡
太平洋上でドイツ東亜艦隊を駆逐した日本の南遣枝隊
「二十一か条」真の要求は四項目で、きわめて妥当な申し出だった
「二十一か条要求」の”希望”項目も問題あるものではなかった
日本はアメリカとシナの策謀にしてやられた//189

第七章 パリ講和会議でも目立ったアメリカの「対日憎悪」

現在とはまったくちがう、昭和十八年時点での「日本の主張」
パリ講和会議で日本の前に立ちはだかった「米支全権団」
米支以外の国々は日本の「山東問題」に理解を示していた
ヨーロッパ外交とアメリカ外交が衝突した「パリ講和会議」
無責任きわまりないシナ人の国際感覚
日本が提出した「人種平等案」をめぐる英米との攻防

第八章 シナを使い「日本抑圧」を画したワシントン会議

ワシントン会議のターゲットは日本だった
日本に誘いをかけてきたアメリカの魂胆
英米が協調した「日本抑圧」の策動
米中は当時もいまも手を握っている!
シナ全権が出してきた「十原則」とは?
身のほど知らずのシナの提案
先進国の権益維持と日本牽制を狙った「ルート四原則」
ワシントン会議の諸条約、諸決議で日本は英米に押し切られた
大陸の「外国郵便局」までターゲットにした”日本いじめ”

第九章 軍縮という名の事実上の軍拡に成功したアメリカ

『米英の東亞制覇政策』執筆者の悔しさが透けて見える
ワシントン「海軍軍縮会議」の狙い
ヒューズ「爆弾提議」が隠しもった意図
アメリカが描いた「海軍大拡張」プラン
思いどおり建艦が進まなかったアメリカの焦り
日英同盟を廃棄してアメリカに追随したイギリスのリアリズム
彼我の「軍縮」に差をつけられれば実質的な「軍拡」になる
ワシントン会議の問題は現代につながっている

第十章 日本を永久に屈服させる布石

対米比率をめぐる内外の綱引き
海戦は彼我の戦力比で決まる
「日本封じ込み」を狙ったアメリカの一石二鳥の海軍戦略
ワシントン海軍軍縮会議は日本の敗北に終わった
ハワイやシンガポールの要塞化を許した日本の外交音痴
ワシントン会議と三島由紀夫の意外なつながり
フランスの軍人も日本に同情を寄せた英米の「卑劣」

第十一章 戦中の日本人は戦後のアメリカの世界政策を見抜いていた

『米国の世界侵略』を読む
「マニフェスト・デスチニイ」という世界征服思想
わがままで自惚れた国
アメリカを覆う民族的偏見
「第二次大戦の火つけ役はルーズヴェルトだ」
「三国同盟は日米開戦の真因ではない」
最初から参戦を決意していたルーズヴェルトの深謀遠慮
アメリカの戦後構想の柱は「反理想主義」と「反孤立主義」
「世界支配」をめざすアメリカの戦後構想
「ユナイテッド・ネーションズ」を「国連」と訳した外務省の愚

“あのとき日米戦争はもう始まっていた!”“アメリカは19世紀初頭から覇権意志をもっていた”
「大東亜戦争調査会」叢書は、戦争を煽り立てることなく、当時の代表的知性がきわめて緻密かつ冷静に、日本人は世界をどう見ていたか、アメリカとの戦争をどう考えていたか分析している。
しかし、この本は戦後、真っ先にGHQの命令で没収された!
戦後、日本人の歴史観から消し去られた真実を掘り起こす、好評シリーズ。

出典:徳間書店公式サイト

※1~6巻までは、文庫化。また、全12巻電子版あり。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Secured By miniOrange