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『21世紀の啓蒙』スティーブン・ピンカー(草思社)

『21世紀の啓蒙―理性、科学、ヒューマニズム、進歩』(上下)スティーブン・ピンカー、橘明美・坂田雪子訳(草思社)

上巻

2019年
464頁

目次(収録作品)

第一部 啓蒙主義とは何か
 第一章 啓蒙のモットー「知る勇気をもて」
 第二章 人間を理解する鍵「エントロピー」「進化」「情報」
 第三章 西洋を二分する反啓蒙主義

第二部 進歩
 第四章 世にはびこる進歩恐怖症
 第五章 寿命は大きく延びている
 第六章 健康の改善と医学の進歩
 第七章 人口が増えても食糧事情は改善
 第八章 富が増大し貧困は減少した
 第九章 不平等は本当の問題ではない
 第一〇章 環境問題は解決できる問題だ
 第一一章 世界はさらに平和になった
 第一二章 世界はいかにして安全になったか
 第一三章 テロリズムへの過剰反応
 第一四章 民主化を進歩といえる理由
 第一五章 偏見・差別の減少と平等の権利

下巻

2019年
509頁

 第一六章 知識を得て人間は賢くなっている
 第一七章 生活の質と選択の自由
 第一八章 幸福感が豊かさに比例しない理由
 第一九章 存亡に関わる脅威を考える
 第二〇章 進歩は続くと期待できる
第三部 理性、科学、ヒューマニズム
 第二一章 理性を失わずに議論する方法
 第二二章 科学軽視の横行
 第二三章 ヒューマニズムを改めて擁護する

ポピュリズムの隆盛により、民主主義の死はもはや決定づけられた。
世界人口の増加により、今世紀中の食糧危機の到来は間違いない。
地球温暖化も核兵器拡散も、解決の糸口はまるでつかめていない。
……というのは本当だろうか。

若い人はポピュリズムを支持しておらず、世代交代とともに衰退する可能性が高い。世界人口が増加しても、農業の進歩により飢餓に苦しむ人の数は大きく減少している。温暖化も核兵器も現実の脅威だが、GDPあたりの二酸化炭素排出量は減少しており、また世界の核兵器の数は近年減少し続けている。決して解決できない問題ではない。

データを用いて、無根拠な「衰退の予言」の欠陥を指摘し、啓蒙の理念による進歩の重要さを説く。世界をよりよいものにする意志に満ちた、世界的ベストセラー。

アマゾン商品説明より

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