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『残留日本兵』林英一(中公新書)

『残留日本兵―アジアに生きた一万人の戦後』林英一(中公新書)

2012年
252頁




目次(収録作品)

序章 「恥ずかしながら」と言わせた戦後日本
第1章 残留日本兵の発生
第2章 さまざまな状況下での決断
第3章 大国との闘争―ベトナム・ラオス・カンボジア
第4章 「解放の英雄」の光と影―インドネシア
第5章 現地に適応する術―タイとビルマ
第6章 国共両軍に分裂して戦う―中国の動乱の最中で
第7章 帰国を望まない人―その他の地域
終章 一万人の戦後史

「恥ずかしながら帰って参りました」――。残留日本兵といえばすぐに思い浮かぶのが、横井庄一や小野田寛郎、そして、“水島上等兵”。彼らの苦難の歳月は、自伝をはじめ多くの書籍や映像で描かれてきた。だがいずれも悲劇の英雄として語られ、時々で話題を集めたにすぎない。本書は、アジア各地で綴られた全記録を辿り直すことで、「大日本帝国崩壊後」の残留日本兵たちの真の姿を明らかにする、初の試みである。

出典:中央公論新社公式サイト

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