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『昔話の形態学』プロップ(白馬書房)

『昔話の形態学』ウラジーミル・プロップ(ウラジミール・プロップ)、北岡誠司・福田美智代訳(白馬書房)

1983年10月31日初版発行
385頁
定価:5,200円(画像は、(おそらく)新版で定価:6,050円(税込))




著者は、ソ連の民族学者、昔話研究家。(1895-1970)

(ロシアの)魔法昔話の物語の構造を研究した本。
研究する人は必読だが、そうでない人には、すすめない。

本書は、『Морфология Сказки』(Morphology of the Folk Tale)の邦訳。原書第2版(1969) の翻訳。
『民話の形態学』大木伸一訳(1972・白馬書房)は、旧訳。「民話」と「昔話」と書名が違うが、同じ本の翻訳。読むなら訳が分かりやすいので本書の方がよい。(また、旧訳の誤訳も修正されている)

なお、本書は初版にあった「解説―民話の構造・類型的研究 メチレンスキー」(『民話の形態学』p.235-p.291)が省略されている。(これも本格的に研究するような人でない限り読む必要ない)

構造分析に興味がある人は、以下のサイトなどを見れば十分。

「ストーリーシンボル」(昔話の構造31の機能分類)

「小説も映画も・・・すべての物語に共通する31の「お決まりパターン」全解説」(リンク切れ)
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