御誓文(「五箇条の御誓文」は通称)
一 廣ク會議ヲ興シ萬機公論ニ決スヘシ
一 上下心ヲ一ニシテ盛ニ經綸ヲ行フヘシ
一 官武一途庶民ニ至ル迄各其志ヲ遂ケ人心ヲシテ倦マラサシメン事ヲ要ス
一 舊來ノ陋習ヲ破リ天地ノ公道ニ基クヘシ
一 智識ヲ世界ニ求メ大ニ皇基ヲ振起スヘシ
我國未曾有ノ變革ヲ爲ントシ朕躬ヲ以テ衆ニ先ンシ天地神明ニ誓ヒ大ニ斯國是ヲ定メ萬民保全ノ道ヲ立ントス衆亦此旨趣ニ基キ協心努力セヨ
年號月日 御諱
広く会議を興し、万機公論に決すべし。
(広く会議を開いて、天下の政治は世論に従って決定してゆこう)
上下心を一にして、さかんに経綸を行うべし。
(上の者も下の者も心をひとつに、国を治めてゆこう)
官武一途庶民にいたるまで、おのおのその志を遂げ、人心をして倦まざらしめんことを要す。
(政府の役人も軍人も民間人も誰もが志を全うし、人々がやる気を失うようなことがないようにすべきである)
旧来の陋習を破り、天地の公道に基づくべし。
(今までの悪い習慣はやめて、国際社会(国際法)に合った行動をしてゆこう)
智識を世界に求め、大いに皇基を振起すべし。
((新しい)知識を世界から学び、天皇を中心に大いに我が国を発展させてゆこう)
我が国未曾有の変革を為さんとし、朕、躬を以て衆に先んじ天地神明に誓い、大いにこの国是を定め、万民保全の道を立んとす。衆またこの旨趣に基づき協心努力せよ。
(我が国は未曾有の変革をなそうと、わたくし(天皇)が自ら臣民に率先して天地神明に誓い、大いにこの国是を定め、万民を保全する道を立てようとしている。臣民もまたこの趣旨に基づいて心を合わせて努力しなさい)
参考:Wikipedia