『新装版 二千五百年史』(上下)竹越与三郎(竹越與三郎)(講談社学術文庫)
上巻
新装版1990年
516頁
定価:1,165円(税別)
目次(収録作品)
第一章 不文の歴史
第二章 大和朝廷の成立
第三章 大和朝廷権勢の拡張
第四章 外国文明の感化
第五章 雄族の発達
第六章 三韓の離叛
第七章 宗教的党争
第八章 空前絶後の国体変革
第九章 壬申の乱
第十章 浄見原の朝廷
第十一章 平城時代(上)
第十二章 平城時代(下)
第十三章 平安時代の曙色
第十四章 藤原氏専制時代(上)
第十五章 藤原氏専制時代(下)
第十六章 貴族、武門、寺院の三角争闘
第十七章 源平二氏崛起して平氏先づ政権を執る
第十八章 北人の天下(上)
第十九章 北人の天下(下)
民友社を拠点に明治論壇で活躍した三叉竹越与三郎は、近代英国流の国民史の方法に学び、敢然と国史の書きかえに挑んだ。「神武は一隊の新人者にすぎず」と、従来の国体史観を否定し読書界を驚倒せしめた画期的な通史、それが本書である。上巻は太古より説き起こし朝廷権力の確立、貴族・寺院の争いを経て、北門武人が勃興し天下を握る鎌倉時代までの「1800年間」を雄大に語り尽くす。
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下巻
新装版1990年
488頁
定価:1,165円(税別)
第二十章 後醍醐の親政
第二十一章 足利氏の治世
第二十二章 戦国時代
第二十三章 秀吉の一統
第二十四章 徳川氏覇権の確定
第二十五章 徳川氏の盛世
第二十六章 徳川氏の末世
建武の親政も天下を平かにしなかった。世はすでに武士の手に移っていたが、「驕慢なる朝廷これを察せず」足利氏の登場となる。下巻は、この名著がかつて禁書とされる因となった南北朝正閏問題に始まり、戦乱と再統一のドラマを独自の史眼をもって描く。
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