『雇用、利子および貨幣の一般理論』(上下)ケインズ、間宮陽介訳(岩波文庫)
上巻
2008年
403頁
目次(収録作品)
第1篇 序論(一般理論/古典派経済学の公準/有効需要の原理)
第2篇 定義と概念(単位の選定/産出量と雇用の決定因としての期待/所得、貯蓄および投資の定義/使用費用について/貯蓄と投資の意味―続論)
第3篇 消費性向(消費性向(一)-客観的要因/消費性向(二)-主観的要因/限界消費性向と乗数)
第4篇 投資誘因(資本の限界効率/長期期待の状態/利子率の一般理論/古典派の利子率理論/マーシャル『経済学原理』、リカード『政治経済学原理』、その他に見られる利子率について/流動性への心理的誘因と営業的誘因/資本の性質に関するくさぐさの考察/利子と貨幣の本質的特性/雇用の一般理論―再論)
下巻
2008年
306頁
目次(収録作品)
第5篇 貨幣賃金と物価(貨幣賃金の変化/ピグー教授の『失業の理論』/雇用関数/物価の理論)
第6篇 一般理論の示唆するもの―短い覚書(景気循環に関する覚書/重商主義、高利禁止法、スタンプ付き貨幣および過少消費理論に関する覚書/一般理論の誘う社会哲学―結語的覚書)
経済学の歴史に「ケインズ革命」と呼ばれる一大転機を画した書.新古典派理論の特殊性と決別し,それに代わる包括的な「一般理論」を打ち立てた.資本主義の抱える大量失業と不安定な経済循環への処方箋として,雇用と有効需要,利子率と流動性とを組み合わせた独自の体系を構想.現代経済学の出発点にして,今なお必読の古典の待望の新訳.
出典:岩波書店公式サイト
[関連]
『雇用・利子および貨幣の一般理論』 J.M.ケインズ、塩野谷祐一訳(普及版1995・東洋経済新報社)483頁
『雇用、利子、お金の一般理論』ジョン.メイナード・ケインズ、山形浩生訳(2012・講談社学術文庫)576頁
(訳が悪いとの評がある)
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