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『書く力』池上彰・竹内政明(朝日新書)

『書く力―私たちはこうして文章を磨いた』池上彰・竹内政明(朝日新書)

2017年1月30日初版発行
201頁




元NHK記者・キャスターの池上と読売新聞論説委員で朝刊一面コラム「編集手帳」の執筆者の竹内とが文章・書くことについて語った対談本。

内容が薄い。本書を手にとる人は、文章力を磨きたい人だろう。それに益する所は、少ない。

気になったところ。

ものごとを自分の立場だけで捉えることにたいしての教訓話(笑い話)を紹介している。(p.95)
昔、NHKの健康についての番組で産婦人科医が子宮の病気について語っていた。その際に、聞き手の男性アナウンサーが何度も「子宮の入り口が」と言っていた。放送後、その医者が「あなたが入り口と言っていた場所は、女性からすると出口なんですよ」と言った。

これは一見、教訓話・笑い話になっているようでなっていない。この医者は、産婦人科医なので、赤ん坊が出てくる出口というイメージがあるのだろうが、ふつうに言えば入り口の方が適当な表現である。(事実、ネットで調べてもほとんどが「入口」と説明している。なお、正しくは「子宮頸部」というそうだ)

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