『星界の報告 他一編』ガリレオ・ガリレイ、山田慶児・谷泰訳(岩波文庫)
1976年
173頁
目次(収録作品)
星界の報告
太陽黒点にかんする第二書簡
1610年冬、ガリレオ(1564‐1642)はみずからの手で完成した望遠鏡を通して、30倍に拡大された星界に初めて対面する。まず月面・銀河・星雲、そしてそれまで未知であった木星の周囲を回転する4つの衛星。精緻な観察が卓抜な想像力と結びつき、世界をゆるがせた推論は仮借なく押し進められる。「太陽黒点にかんする第二書簡」を併収。
本書表紙(カバー)より
『星界の報告』ガリレオ・ガリレイ、伊藤和行訳(講談社学術文庫)
2017年
128頁
目次(収録作品)
献辞
天文学的報告
第一章 覗き眼鏡[望遠鏡]
第二章 月の表面
第三章 恒星
第四章 メディチ星[木星の衛星]
訳者解説
文献案内・読書案内
ガリレオにしか作れなかった高倍率の望遠鏡に、宇宙はどんな姿を見せたのか?──1609年7月に初めて製作した望遠鏡の倍率は3倍。その4カ月後には、他の誰にも追随できない20倍の倍率を実現したガリレオは、翌年初頭から天体観測を開始した。人類が初めて目にしたレンズの先には、月の表面の起伏が、天の川をなす無数の星が、そして木星をめぐる四つの衛星が現れた。人類初の詳細な天体観測の貴重な記録、待望の新訳!
出典:講談社BOOK俱楽部