『物の本質について』ルクレーティウス(岩波文庫) 2020/6/18 2020/8/27 書籍データ 岩波文庫 『物の本質について』ルクレーティウス、樋口勝彦訳(岩波文庫) 2019年 264頁 ローマの詩人哲学者ルクレーティウス(前94頃-55)の現存唯一の長詩でありエピクロス哲学の原子論的自然観を詳述した科学的啓蒙書として現在無二の史料的価値をもつ作品である。一切の現象を因果関係において把え、原子と空間から成る世界の自然法則を説明して現実の生を楽しむことを教えたこの雄大な長詩は古代の哲学の圧巻である。 本書表紙(カバー)より 物の本質について (岩波文庫 青 605-1) amazon 楽天 こちらの記事もどうぞ『森鴎外全集』(ちくま文庫)『ミシェル・フーコー講義集成』(全13巻)『正史 三国志』陳寿(ちくま学芸文庫)『坂の上の雲』司馬遼太郎(文春文庫)『完訳 アンデルセン童話集』(岩波文庫)『食卓の賢人たち』アテナイオス(京都大学学術出版会)(全5巻)『城下の人 新編・石光真清の手記(一)』(中公文庫)『新版 うつほ物語 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫)