2020年
320頁
目次(収録作品)
Coincidentia oppositorum と愛
エックハルトの神秘説と一燈園生活
生と実在と論理
実在の根柢としての人格概念
現実の世界の論理的構造
歴史的身体
宗教の光における人間
西田幾多郎は、論文を孜々と書き継いだ哲学者の印象が強い。しかし、西田は壇上に立ち、聴衆に熱く問い掛ける古代ギリシアの先哲の如き人でもあった。難解とされる自身の思想を分かりやすく説き、哲学することの意義を知って欲しいという思いを込めて語りかけた。語る哲学者の講演7篇をまとめる。最良の西田哲学入門でもある。
本書表紙(カバー)より