『美しき免疫の力』ダニエル・M・デイヴィス、久保尚子訳(NHK出版)
2018年
360頁
目次(収録作品)
第1部 免疫学の革命はこうして起きた
(免疫学の小さなほころびー自然免疫の発見/獲得免疫の始動の仕組み―樹状細胞の発見/免疫細胞のコミュニケーション―サイトカインの発見/免疫システムの暴走―超大型新薬の登場)
第2部 内なる宇宙に挑む
(揺れ動く免疫システム―熱・ストレス・リラックス法の影響/免疫システムと時間の流れ―体内時計と加齢の影響/免疫システムの番人―制御性T細胞の発見/未来の薬―がん免疫療法の開発)
人体はこんなにも賢い!
ワクチンから癌治療まで、私たちは免疫作用を生かした医療に馴染みが深いが、そのしくみについては謎が多かった。それが近年、飛躍的に研究が進み、驚くほど精密でダイナミックな免疫システムのメカニズムが明らかになってきた。免疫細胞は互いにコミュニケーションをとりながら、人体に有害な異物のみを選んで攻撃していたのだ! 免疫学の最新の知見を紹介する、スリリングな一冊。
出典:NHK出版公式サイト