2004年
288頁
目次(収録作品)
序論 認知哲学のおもな流れ[信原幸弘]
第一章 心は(どんな)コンピュータなのか──古典的計算主義VS.コネクショニズム[戸田山和久]
第二章 表象なき認知[中村雅之]
第三章 ロボットがフレーム問題に悩まなくなる日[柴田正良]
第四章 拡張する心──環境─内─存在としての認知活動[染谷昌義]
第五章 存在の具体性──世界内存在と認知[河野哲也]
認知科学や脳科学によって「心の働き」の探求が急速に進展している現在、そうした科学の知見を養分として、哲学の立場から心の本性に迫る「心の哲学」が盛んになってきている。現代哲学の最先端とも言える心の哲学の全貌を初めて紹介する待望の入門書、遂に刊行!認知科学の活況に呼応して、心の科学の哲学的な基礎づけを目指す「認知哲学」。今最も活発なこの分野のなかから基本的なテーマを選び、認知観の変遷を追いながら、認知の本質に迫る。
出典:勁草書房公式サイト