『ゲノム編集とは何か―「DNAのメス」クリスパーの衝撃』小林雅一(講談社現代新書)
2016年
256頁
目次(収録作品)
第1章 「人間の寿命は500歳まで延びる」は本当か―ゲノム編集「クリスパー」の衝撃
(DNAのメス/「遺伝子組み換え」の限界 ほか)
第2章 解明されてきた人間の「病気」「能力」「特徴」-パーソナル・ゲノムの時代
(注目を集めた遺伝子検査サービス/科学的な信頼性に欠ける? ほか)
第3章 ゲノム編集の歴史と熾烈な特許争いの舞台裏―誰が「世紀の発明」を成し遂げたのか
(クリスパーとの出会い/クリスパーとは何か? ほか)
第4章 私たち人類は神になる準備ができているか―グーグルとアマゾンの戦略
(豚の臓器をヒトに移植/遺伝子治療とゲノム編集の融合 ほか)
いま、全世界の科学者や医学者たちが、必死に研究開発に取り組んでいる超先端技術がある。「ゲノム編集」だ。この技術に注目しているのは、製薬・化学メーカーだけではない。グーグルやアマゾンまでもがそのビジネス・ポテンシャルに魅かれ、巨額の投資を始めている。この史上空前の技術、そしてそれが私たちの人生や暮らしに与えるインパクトなどをわかりやすく解説するとともに、科学者に群がる巨大企業の実態にも迫った必読書!
出典:講談社BOOK俱楽部