『ドイツ貴族の明治宮廷記』オットマール・フォン・モール、金森誠也訳(講談社学術文庫)
2011年
304頁
目次(収録作品)
本書について――(長谷川つとむ)
序文
日本への旅立ち
出発/日本におけるドイツの影響/東京/キリスト教・教会の状況/芝の寺
宮中にて
宮中/天皇/皇后
華族の生活
皇后誕生日の祝賀/宮廷音楽と劇場/爵位と華族の称号/公式業務の数々 ほか
古都への旅
神戸と大阪/奈良/京都/御所/琵琶湖/東海道 ほか
最後の将軍
静岡から箱根へ/皇太子明宮/日本の民族衣裳/天皇誕生日/観菊会 ほか
侍従武官
小松宮親王と親王妃/天皇のご病気/観桜会/日光への旅
宮中狩猟会
オルレアン家のアンリ王子/ドイツ皇帝の逝去/皇室典範/富士登山 ほか
憲法発布
日本の婦人勲章/磐梯山登山/新宮殿/憲法発布記念式典/帰国の旅 ほか
訳者あとがき
明治中期、宮中近代化のために招聘され、新宮殿での憲法発布式典を見届けて帰国したお雇い外国人、モールの日本滞在記。威厳ある若き天皇への謁見、知性と品位を備えた皇后への賞讃、「宮中衣裳問題」での伊藤博文との衝突など、欧化を急ぐ立憲国家成立期の宮廷社会を知る必読文献。さらに関西、箱根、日光、磐梯山への旅など、各地の風物も豊かに描く。
※本書の原本は1988年、新人物往来社より刊行されました。出典:講談社BOOK俱楽部
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『ドイツ貴族の明治宮廷記』オットマール・フォン・モール、金森誠也訳(1988・新人物往来社)単行本
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