『さまよえる湖』スヴェン・ヘディン(スウェン・ヘディン)、鈴木啓造訳(中公文庫BIBLIO)
2001年
421頁
目次(収録作品)
ロプ・ノールへの旅立ち/水上第一日/探検隊、サイ・チェケに集合/コンチェ・ダリアにおける最後の日々/クム・ダリアにおける最初の日々/神秘の砂漠に向かって/知られざる王女の墓へ/デルタの迷路にて/ロプ・ノールへの旅/ロプ・ノールと楼蘭における最後の日々/ベース・キャンプへの帰還/コンチェ、クム・ダリア畔の動物/ベリマンの砂漠旅行/クム・ダリアにおける陳の仕事/敦煌と千仏洞へ/北山の迷路へ/ガシュン・ゴビの砂丘/野生ラクダの故郷を通って/旅路の終わりに/さまよえる湖/最新の脈動
古代の史書に名をとどめるロプ湖の謎を突きとめるため、ヘディンとその一行は中央アジアの不毛の砂漠に立ち向かった。ヘディン最後の大冒険の記録。
出典:中央公論新社公式サイト
『さまよえる湖』(上下)ヘディン、福田宏年訳(岩波文庫)
上巻 1990年・225頁
下巻 1990年・266頁
あたかもヘディンの学説提唱にこたえるかのように流れを旧河床に戻したタリム川を、一行はカヌーに乗り、新生ロプ・ノール目指してくだってゆく。眼前にひろがる美しい自然、古都楼蘭の遺跡、神秘的な王女のミイラ。数々のロマンにみちた光景をヘディンの筆がいきいきと描き出す。原書の写真・スケッチはすべて収録。
下巻表紙(カバー)より
『さまよえる湖』スヴェン・ヘディン(新装版2005・白水社)317頁