『アメリカと日本』上智大学アメリカ・カナダ研究所編(彩流社)
1993年
383頁
目次(収録作品)
山本五十六はペリーに復讐した / 三輪公忠
児童雑誌『少年倶楽部』における対米イメージ : 一九三一-一九三七年 / 田中秀東
きのこ雲と国民心理 : 原爆投下をめぐる日米意識のギャップ、一九四五-五二年 / 麻田貞雄
ロード・アイランドの「対日戦勝記念日」 : 州議会における対立した認識と議題内容 / スティーブ・ラブソン、山崎由紀訳
「メーヤー手記」にみる米の対日占領教育政策の展開 : 新潟県下の教育改革を中心に / 土田元子
占領下日本における財閥解体と財閥の対応 / 細谷正宏
ポスト占領下の日米関係 : 東南アジア経済開発構想を中心に / 清水さゆり
日系企業の雇用差別にみる日米比較文化 / 花見忠
日本の家族、アメリカの家族 : その状況の比較考察 / 石川稔
アメリカの新聞に見られる対日報道の特徴とその背景 : 一九八九年秋を中心に / 武市英雄
第二次世界大戦後の日米関係 : フランス知識人の見方 / 中村雅治
産業社会における価値基準、企業の投資行動および政府の公的規制 : 日米比較再考 / 兼光秀郎
アメリカの対ラテンアメリカ関係の変化と日本 : 米州を舞台とした新しい地域主義の台頭のなかで / 堀坂浩太郎
「日米関係ほど重要なものはない」と言われながらも、その歩みは平坦なものではなかった。ペリーにはじまり、日米戦争、冷戦下の政治的協調と経済摩擦……。どちらかといえば難渋の連続である両国関係の歴史意識と差異を論じる論文集。
出典:彩流社公式サイト