『ビジョン―視覚の計算理論と脳内表現』デビッド・マー、乾敏郎・安藤広志訳(産業図書)
1987年
448頁
目次(収録作品)
第1章 思想と方法(複雑な情報処理系を理解すること/視覚における表現の枠組み)
第2章 画像の表現(初期視覚の物理的背景/画像の空間的配置)
第3章 画像から表面へ(人間の視覚処理系におけるモジュール組織/立体視/運動方向の選択性)
第4章 可視表面の直接表現(画像の分節/表現されるべき情報/可能な座標系)
第5章 認識のための形状表現(形状の表現で生じる問題/3次元モデル表現/自然な拡張)
第6章 摘要
第7章 本アプローチに対する弁護
本書は、2次元網膜画像から高次中枢における3次元形状の認識に至るまでの全体的な「視覚情報処理のシナリオ」を鮮かに描き出している。このシナリオは、原始スケッチ、2・1/2次元スチッチ、3次元モデルという三つの処理段階に分かれるが,このような著者独自の術語が示すように、きわめて独創的な理論体系が展開されている。
アマゾン商品説明より