『自発的隷従論』エティエンヌ・ド・ラ・ボエシ、西谷修 監、山上浩嗣訳(ちくま学芸文庫)
2013年
256頁
目次(収録作品)
自発的隷従論(一者支配の不幸/多数者が一者に隷従する不思議/自由への欲求が勇気を与える/自由はただ欲すれば得られる/民衆は隷従を甘受している ほか)
付論(服従と自由についての省察(シモーヌ・ヴェイユ)自由、災難、名づけえぬ存在(ピエール・クラストル))
なぜみずから屈し圧政を支えるのか。支配・被支配構造の本質を喝破した古典的名著。シモーヌ・ヴェイユが本作と重ねて20世紀の全体主義について論じた小論と、政治人類学者ピエール・クラストルが本作をベースに「国家に抗する社会」としての未開社会を分析した論考を併録する。
出典:筑摩書房公式サイト