『にごりえ・たけくらべ』樋口一葉（新潮文庫）
2003年
304頁
目次（収録作品）
にごりえ
十三夜
たけくらべ
大つごもり
ゆく雲
うつせみ
われから
わかれ道
落ちぶれた愛人の源七とも自由に逢えず、自暴自棄の日を送る銘酒屋のお力を通して、社会の底辺で悶える女を描いた『にごりえ』。今を盛りの遊女を姉に持つ14歳の美登利と、ゆくゆくは僧侶になる定めの信如との思春期の淡く密かな恋を描いた『たけくらべ』。他に『十三夜』『大つごもり』等、明治文壇を彩る天才女流作家一葉の、人生への哀歓と美しい夢を織り込んだ短編全8編を収録する。
出典：新潮社公式サイト
［関連］
『にごりえ・たけくらべ』樋口一葉（1999・岩波文庫）