2015年
328頁
目次(収録作品)
あまりに碧い空(遠藤周作)
召集令状(小松左京)
青春の記憶(佐藤泰志)
儀式(竹西寛子)
北川はぼくに(田中小実昌)
八月の風船(野坂昭如)
曇り日の行進(林京子)
伝令兵(目取真俊)
虹(吉村昭)
華麗な夕暮(吉行淳之介)
忌まわしき戦時の記憶「あまりに碧い空」「虹」「華麗な夕暮」。戦場の残酷と不条理「青春の記憶」「北川はぼくに」「伝令兵」。広島と長崎の消せない傷痕「儀式」「曇り日の行進」。戦争という果てしない狂気「召集令状」「八月の風船」。あの戦時下を、戦地を、原爆投下を、終戦を、作家たちはどう小説に刻んだのか―。いまこそ読み返す、文学だけが伝え得る“戦争のリアル”。
アマゾン商品説明より