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『貿易の世界史―大航海時代から「一帯一路」まで』福田邦夫(ちくま新書)

『貿易の世界史―大航海時代から「一帯一路」まで』福田邦夫(ちくま新書)

2020年
341頁




目次(収録作品)

第1章 近代世界と貿易(大航海時代の幕開けとポルトガル/スペインと新大陸/商人の国オランダの勃興)
第2章 植民地の拡大と移民の大移動(奴隷貿易と植民地の拡大/非ヨーロッパ世界の構造変容/移民による国家の建設)
第3章 アメリカのヘゲモニー(奴隷国家からの出発/領土拡大と植民地/第一次世界大戦とアメリカ合衆国/大恐慌とニューディール)
第4章 世界経済構造の変質(世界恐慌と第二次世界大戦/アメリカの世紀とグローバル資本主義/国家の衰退とグローバリゼーション)

貿易は互いに利益をもたらすものと思われているが、その本質は奪い合いであり、近代以前の貿易は戦争そのものだった。現代でもTPPや米中摩擦に見られるように、貿易は各国の利害が対立する“戦場”となっている。加えて今日のグローバル経済下では、国家と多国籍企業が争う場ともなった。本書では国際貿易の始まった大航海時代までさかのぼり、貿易が資本主義経済を成り立たせ、覇権を握る手段として利用されてきた歴史を描いた。貿易は単なるビジネスなどではないのだ。

出典:筑摩書房公式サイト

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