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『正史 三国志』陳寿(ちくま学芸文庫)

『正史 三国志』陳寿、裴松之 注、今鷹真・井波律子訳(ちくま学芸文庫)全8巻

『正史 三国志1 魏書1』(ちくま学芸文庫)

1992年
549頁

本書は正史『三国志』のわが国唯一の完訳である。本冊には「魏書」第一〜第六を収める。三国の通史でもある帝紀四巻、后妃伝、後漢末の悪将董卓等の伝である。

出典:筑摩書房公式サイト



『正史 三国志2 魏書2』(ちくま学芸文庫)

1993年
542頁

魏の武帝曹操は、蜀の劉備や呉の孫権よりも遥かにスケールの大きい人間であった。彼には乱世を生き抜く知力とバイタリティー、決断力があり、さらに人を引きつけ受け入れる磁力と度量があった。文武両面の人材を擁しえた所以である。本冊には「魏書」第七から第十三まで、すなわち曹操初期のライバル、呂布や陶謙、曹氏一族の武将、曹仁・曹洪や夏候淳、知識人の名ブレーン、鐘繇(しょうよう)らの伝を収める。

出典:筑摩書房公式サイト



『正史 三国志3 魏書3』(ちくま学芸文庫)

1993年
518頁

目次(収録作品)

程郭董劉蒋劉伝第十四
劉司馬梁張温賈伝第十五
任蘇杜鄭倉伝第十六
張楽于張徐伝第十七
任城陳蕭王伝第十九
武文世王公伝第二十
王衛二劉傅伝第二十一
桓二陳徐盧伝第二十二〔ほか〕

本冊には「魏書」第十四から第二十二まで、すなわち、北中国制覇の戦略を立てた郭嘉、屯田制によって兵糧を増産した任峻や杜畿、名将の張遼や于禁、悲劇の詩人王曹植、魏王朝の制度や官吏登用法を作った王粲や陳羣らの伝を収める。

出典:筑摩書房公式サイト



『正史 三国志4 魏書4』(ちくま学芸文庫)

1993年
504頁

和常楊杜趙裴伝第二十三
韓崔高孫王伝第二十四
辛〓@54F9楊阜高堂隆伝第二十五
満田牽郭伝第二十六
徐胡二王伝第二十七
王毋丘諸葛〓@68B0鍾伝第二十八
方技伝第二十九
烏丸鮮卑東夷伝第三十

(※公式サイトの情報が文字化けしている。そのままとする。)

本冊には「魏書」第23から終巻の第30まで、すなわち、司馬氏に抗して敗れた王浚や諸葛誕、蜀を滅ぼした〓@68B0艾と鍾会、曹操に殺された名医華佗、神のような占い師管輅、異民族(朝鮮や倭)ほかの伝を収める。

出典:筑摩書房公式サイト



『正史 三国志5 蜀書』(ちくま学芸文庫)

1993年
504頁

曹操は風采の上がらぬ小男だったが、劉備は堂々たる偉丈夫で、人を心服させる不思議な魅力を持っていた。曹操を知の人とするなら、劉備は心の人であったろう。関羽と張飛が死を賭して献身し、諸葛亮が主の死後にも誠実無比の忠節を尽しつづけたのは、そのためであった。「蜀書」全十五巻には、蜀の遺臣陳寿の亡国に対する思い入れと、諸葛亮への深い敬愛がこめられている。

出典:筑摩書房公式サイト



『正史 三国志6 呉書1』小南一郎訳(ちくま学芸文庫)

1993年
419頁

呉王朝の礎石を築いた「江東の小覇王」孫策は、二十六歳でテロルに倒れた。兄の覇業を完成させた孫権は、賢者と能士をよく用い、忍耐強くて堅実であったが、猜疑心も強かった。晩年には寵姫に溺れ、八歳の末子を太子に立てて禍根を残した。本冊には、孫堅と孫策、呉主孫権、三人の嗣主、それぞれの夫人たち、宗室の孫静や孫賁、内政のブレーン張昭らの伝、すなわち「呉書」第一〜第七を収める。

出典:筑摩書房公式サイト



『正史 三国志7 呉書2』(ちくま学芸文庫)

1993年
413頁

張厳程〓@6BF0薛伝第8
周瑜魯粛呂蒙伝第9
程黄韓蒋周陳董甘〓@56B7徐潘丁伝第10
朱治朱然呂範朱桓伝第11
虞陸張駱陸吾朱伝第12
陸遜伝第13
呉主五子伝第14
賀全呂周鍾離伝第15

呉の兵は強かった。それは彼らが、戦さで一旗挙げようとする、フロンティアの若いあぶれ者だったからである。呉は名将にも恵まれていた。周瑜と魯粛は赤壁で魏軍を破り、呂蒙は関羽を生捕りにし、陸遜は劉備の報復軍を退け、陸抗は怒涛のような西晋軍を食い止めた。呉はフロンティアの常として山越という異民族に悩まされたが、呂岱や周魴はその内患をよく処理した。「呉書」第八〜第十五を収める。

出典:筑摩書房公式サイト



『正史 三国志8 呉書3』(ちくま学芸文庫)

1993年
419頁

潘濬陸凱伝第十六
是儀胡綜伝第十七
呉範劉惇趙達伝第十八
諸葛滕二孫濮陽伝第十九
王楼賀韋華伝第二十
『三国志注』を上る表

呉王朝の衰退は、晩年の孫権が後継者選定を誤ったときから始まっていた。幼主孫亮のもとでは宗室の孫峻たちが専横を極め、つづく孫休は学問に耽って政治を無能な寵臣にゆだね、最後の孫晧に至っては、滅亡を予感してか狂行を繰り返し、人心を失い尽していた。本終冊には「呉書」第十六〜第二十を収め、詳細な年表・人名索引ほかを付す。

出典:筑摩書房公式サイト

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