2015年
401頁
目次(収録作品)
I 家族のなかで――丹波篠山の思い出
II 自由と混迷――教師に、そして心理学への開眼
III 人間の深層へ――臨床心理学への傾倒
IV 異文化のなかの出会い――アメリカ留学時代
V 分析家への道――ユング研究所での三年
あとがき 河合隼雄
〔付〕未来への記憶のつづき
今を生き、未来を残した人、河合隼雄(河合俊雄)
「箱庭療法」など日本の臨床心理学の礎を築いた河合隼雄。その独創的で深い学識や人間的魅力はいかに形づくられたのか。丹波篠山の豊かな自然と自由闊達な家族に育まれた幼年時代、悩み多き京大数学科時代、臨床心理学に目覚めて留学したアメリカ、スイス・ユング研究所での格闘の日々……臨床家として人の心を支え続けた著者の「魂の半生記」。『未来への記憶—自伝の試み』改題。
出典:新潮社公式サイト