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『精神現象学』ヘーゲル(ちくま学芸文庫)

『精神現象学』(上下)ヘーゲル、熊野純彦訳(ちくま学芸文庫)

上巻
2018年
670頁

目次(収録作品)

A 意識(感覚的確信、あるいは「このもの」と「思いなし」/知覚、あるいは事物と錯覚/力と悟性、現象と超感覚的世界)
B 自己意識(自己自身であるという確信の真なるありかた)
C(AA)理性(理性の確信と真理)

感覚的経験という最も身近な段階から、数知れぬ弁証法的過程を経て、最高次の「絶対知」へと至るまで―。精神のこの遍歴を壮大なスケールで描き出し、哲学史上、この上なく難解かつ極めて重要な書物として、不動の地位を築いてきた『精神現象学』。我が国でも数多くの翻訳がなされてきたが、本書は、流麗ながら、かつてない平明な訳文により、ヘーゲルの晦渋な世界へと読者をやさしく誘う。同時に、主要な版すべてを照合しつつ訳出された本書は、それら四つの原典との頁対応も示し、原文を参照する一助となす。今後のヘーゲル読解に必携の画期的翻訳、文庫オリジナルでついに刊行。

出典:筑摩書房公式サイト


下巻

2018年
623頁

(BB)精神(精神/(真の精神 人倫/じぶんにとって疎遠となった精神 教養/じぶん自身を確信した精神 道徳性))(CC)宗教(宗教/(自然的宗教/芸術宗教/啓示宗教))
(DD)絶対知(絶対知)

長大な遍歴のすえ、人間はいかにして「絶対知」へと到達するのか?この書により、哲学史上、かつてない壮大な哲学体系をつくりあげたヘーゲルが、最後に出した答えとは―。平明な語り口でありながら、今後のヘーゲル研究に絶大な影響を与えるであろう緻密な新訳が、その核心を明らかにする。下巻の巻末には、『精神現象学』に数多くちりばめられた、広く知られる名言を拾いあげた「フレーズ索引」を収録。従来のはるか先へと読者の理解を導く。「精神が偉大なものとなるのは、より大きな対立からみずからへと立ちかえる場合である」。

出典:筑摩書房公式サイト


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