『ぼくらの死生観―英霊の渇く島に問う 新書版 死ぬ理由、生きる理由』青山繁晴(ワニブックスPLUS新書)
2018年
387頁
目次(収録作品)
第1部 船が天から降ってきた
第2部 蒼天のデッキ
第3部 飛行機では行けない島々へ
第4部 一緒に考え始めましょう―硫黄島クルーズ連続講演 第1回
第5部 再会
第6部 わがちいさき声よ、島に届け―硫黄島クルーズ・にっぽん丸船内放送
第7部 ニッポンの変化―硫黄島クルーズ連続講演 第2回
第8部 腕のなかで少女に戻る―硫黄島クルーズ連続講演 第3回
第9部 別れではなく
「にっぽん丸 小笠原・硫黄島クルーズ」(2014年5月25日~30日)で3回にわたって行われた青山繁晴氏の講演「海から祖国が甦る」。第二次世界大戦末期、アメリカ軍との激戦の末に占領され、返還後は立ち入り禁止となっている硫黄島。この島には今も、1万1千人以上の兵士の方々のご遺骨が取り残されたままである。2006年、正式な許可を得て、硫黄島を訪れた経験を持つ青山氏は、この事実と問題解決を様々な場で訴えてきた。この3回にわたる魂の講演をすべて採録し、さらに航海の模様と硫黄島の姿を32ページのカラー口絵写真で紹介したベストセラー『死ぬ理由、生きる理由』を新書化。新書化にあたっては、95ページに及ぶ新原稿「この書が新書として再生する朝は、こころの晴れ間です」を加筆。また、新たな写真を掲載した「硫黄島再訪、再々訪、再々々訪」を収録。ぼくらに「生と死」の在り方を突き付けたあの名著が甦る。
出典:ワニブックス公式サイト