『たそがれの人間 佐藤春夫怪異小品集』佐藤春夫、東雅夫編(平凡社ライブラリー)
2015年
383頁
目次(収録作品)
1 化物屋敷を転々と(歩上異象/観潮楼門前の家ー「青春期の自画像」より(11)/化け物屋敷一号ー「詩文半世紀」より ほか)
2 世はさまざまの怪奇談(蛇/緑衣の少女 聊斎志異 巻八「緑衣女」/シナノ キツネ 胡養神ノ ハナシ ほか)
3 文豪たちの幻想と怪奇(山の日記から/へんな夢/夢に荷風先生を見る記 ほか)
与謝野晶子や泉鏡花、芥川龍之介に谷崎潤一郎、稲垣足穂まで、作家が親交を結んだ先達、僚友、門人たちが作中に妖しく見え隠れして―。近代日本の怪奇幻想文学史を彩る文豪たちが神出鬼没、朦朧として不安定、虚実ないまぜの物語が続々と展開される。大正から昭和期の探偵小説や幻想文学、怪談文芸を先導した文壇の巨人・佐藤春夫。本書は、その知られざる本領を初めて集大成した画期的アンソロジーである。話題騒然の文豪小品シリーズ、第四弾。
アマゾン商品説明より