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『河童・或阿呆の一生』芥川龍之介(新潮文庫)

『河童・或阿呆の一生』芥川龍之介(新潮文庫)

改版1968年
288頁




目次(収録作品)

大導寺信輔の半生
玄鶴山房
蜃気楼
河童
或阿呆の一生
歯車

注解 三好行雄
解説 吉田精一

芥川最晩年の諸作は死を覚悟し、予感しつつ書かれた病的な精神の風景画であり、芸術的完成への欲求と人を戦慄させる鬼気が漲っている。出産、恋愛、芸術、宗教など、自らの最も痛切な問題を珍しく饒舌に語る「河童」、自己の生涯の事件と心情を印象的に綴る「或阿呆の一生」、人生の暗澹さを描いて憂鬱な気魄に満ちた「玄鶴山房」、激しい強迫観念と神経の戦慄に満ちた「歯車」など6編。

出典:新潮社公式サイト


[関連]
『河童 他二篇』芥川竜之介(岩波文庫)

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