『ニッポン―ヨーロッパ人の眼で観た』ブルーノ・タウト、森㑺郎訳(講談社学術文庫)
2019年
208頁
目次(収録作品)
1 序(原本)
2 序説――何故に私はこの書を書くか
3 敦賀
4 伊勢
5 桂離宮
6 天皇と将軍
7 生ける伝統
8 ニューヨークへ?
9 否――桂離宮を経て!
10 追憶
11 原本あとがき
12 解説
ドイツの世界的建築家ブルーノ・タウトは、1933年に憧れの日本を訪れた。伊勢神宮や桂離宮など日本古来の建築にふれたタウトは、そこに日本美の極致を見た。簡素・単純・静閑・純粋――それらの絶妙な均斉を具現した桂離宮を絶賛、その対極として華美な日光東照宮を捉え、さらに仏像、能、歌舞伎などにも深い関心をよせた。日本文化の再評価に大きな影響を与えた、タウトの最初の日本印象記。
出典:講談社BOOK俱楽部
[関連]
『ニッポン―ヨーロッパ人の眼で観た』ブルーノ・タウト、篠田英雄訳(新版2008・春秋社)