『生きる意味―「システム」「責任」「生命」への批判』イバン・イリイチ(イヴァン・イリイチ)、デイヴィッド・ケイリー編、高島和哉訳(藤原書店)
2005年
461頁
目次(収録作品)
まえがき D・ケイリー
序論 D・ケイリー
1 教育という神話
2 「開発」 批判と教会批判
3 「道具」 の哲学を求めて
4 医療と身体の歴史
5 稀少性と労働
6 ジェンダーとセックス
7 キリスト教の堕落
8 文字の文化からコンピューターの文化へ
9 「物質」 の歴史性
10 偽神と化した 「生命」
イリイチ自身が初めて平明に語り下したその思想の集大成。
1960-70年代における現代産業社会への鋭い警鐘から、80年代以降、一転して「歴史」の仕事に沈潜したイリイチ。無力さに踏みとどまりながら、「今を生きる」ことへ――自らの仕事と思想の全てを初めて語り下ろした集大成の書。
出典:藤原書店公式サイト