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『その島のひとたちは、ひとの話をきかない』森川すいめい(青土社)

『その島のひとたちは、ひとの話をきかない―精神科医、「自殺希少地域」を行く』森川すいめい(青土社)

2016年
193頁




目次(収録作品)

序章 支援の現場で
第1章 助かるまで助ける
第2章 組織で助ける
第3章 違う意見、同じ方向
第4章 生きやすさのさまざまな工夫
第5章 助けっぱなし、助けられっぱなし
第6章 ありのままを受け入れる
終章 対話する力

日本にはいくつか「自殺希少地域」というところがある。その町や村は、他の地域よりも明らかに自殺者が少ない。ホームレス支援などにも携わる精神科医である著者が、現地に出かけ、地元の人々と語り合い、「生きやすさ」を探そうとする。そこから見えてきたものは、他者とのつながりは必要だが、それは少なすぎても、多すぎてもダメということ。孤立した生活は悪影響を及ぼすことはよく知られているが、濃すぎるつながりも大きなストレスになる、それでは「ちょうどよい」つながりや関わりを、どうすれば獲得することができるのだろうか。人と人とのつながりについて考えるには、よいヒントになる1冊です。

楽天ブックス商品説明より

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