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『自由市場の道徳性』アレクサンダー・シャンド(勁草書房)

『自由市場の道徳性―オーストリア学派の政治経済学』アレクサンダー・シャンド、中村秀一・池上修訳(勁草書房)

1994年
406頁




目次(収録作品)

Ⅰ 哲学
第1章 哲学的ルーツと方法
  オーストリア学派の多様性
  人間行為学
  科学主義
  主観主義
  方法論的個人主義

第2章 意図せざる結果、知識、歴史主義
  人間的行為の意図せざる結果
  知識の種類とその限界
  知識社会学
  歴史主義

Ⅱ 市場
第3章 市場の性質と諸機能
  定義と諸起源
  市場の性質についてのさまざまな概念

第4章 市場と道徳性
  功利主義  オーストリア学派の功利主義論
  利己心
  利他心、キリスト教、市場

Ⅲ 自由と平等
第5章 自由
  序
  消極的自由と積極的自由
  オーストリアンの自由概念
  「餓死する自由」
  自由主義と資本主義
  人びとは本当に自由を欲しているのか

第6章 平等
  何の平等か
  オーストリアンの平等論
  いくつかの平等賛成論
  機会の平等
  最近のいくつかの平等擁護論
  結論

Ⅳ 実際的政治課題
第7章 福祉国家
  起源と正当化
  オーストリア学派と国家による福祉
  英国国民健康保険制度
  結論

第8章 失業とインフレーション
  定義、測定法、趨勢
  需要不足か労働市場の失敗か
  需要管理の失敗
  労働市場の歪み
  急進左派の見解
  オーストリアンの立場―要約
  結論

第9章 経済成長と成長のコスト
  定義
  成長率の傾向
  経済的パフォーマンスの尺度としてのGDPの欠陥
  成長の原因論
  外部性
  成長のコスト
  成長擁護論
  地球終末論
  オーストリアンの見解
  結論

第10章 結論的覚え書
  個人主義反対論
  集散主義反対論
  サッチャリズム
  1980年代の英国政府の記録
  1980年代の英国政府の政策に与えたオーストリアンの影響
  オーストリアンの思想の限定された受容

補遺

いわゆるニューライトの政治経済学および哲学の最も重要な源泉の一つであるオーストリア学派の考え方を概説する。自由市場の性質と機能,自由と平等の問題,福祉国家,等。

出典:勁草書房公式サイト

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