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『ノージック―所有・正義・最小国家』ジョナサン・ウルフ(勁草書房)

『ノージック―所有・正義・最小国家』ジョナサン・ウルフ、森村進・森村たまき訳(勁草書房)

1994年
325頁




目次(収録作品)

序論

第1章 ノージックの自由尊重主義
     アナーキーと国家の間/自己所有権テーゼ/正義の権原理論/
     最小国家/ユートピアのための枠?

第2章 自由尊重主義的権利
     個人の権利対効用/不可侵の権利/自然権とジョン・ロック/
     カント的基礎と生の意味/自衛と処罰

第3章 最小国家の擁護
     アナーキーのための議論/ロック的苦境/同意理論/ノージック
     の見えざる手/ノージック的方法論/国家の合理的受容可能性/
     独占の問題/無政府主義者への強制/リスクと手続的権利/権利
     の衝突?/賠償原理/最小国家

第4章 正義の権原理論
     権利、配分的正義、最小国家/正義の諸理論―結果状態、パタン
     歴史/権原理論/自由とパタン/パタンの崩壊/随意的移転/パ
     タンと課税/二つの自由/権原と自由/権原概念の拒絶?/獲得
     における正義/ロックの所有論/ロック的但し書きとノージック
     的但し書き/ベースラインの問題/匡正における正義/結論

第5章 ノージックと正義哲学
     ノージック対ロールズ/ノージック対平等/ノージック対マルク/
     ス/自由尊重主義とユートピア主義/自由尊重主義、リベラリズ
     ム/保守主義/自由尊重主義の魅惑


読書を進めるための手引き
訳者解説『アナーキー・国家・ユートピア』のために

ロールズの福祉主義的な正義論を批判し,自己所有権の絶対性を再び政治哲学の主題にのせたノージック。本書はノージック理論の紹介と共に公平な批判をめざしている。

出典:勁草書房公式サイト

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