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『共和主義の法理論』大森秀臣(勁草書房)

『共和主義の法理論―公私分離から審議的デモクラシーへ』大森秀臣(勁草書房)

2006年
292頁
定価:4,290円(税込)




目次(収録作品)

序章 忘れられた法の公共的正統性

第一章 共和主義思想の再興
 一 二つの自由と自由民主主義
 ニ 自己統治が失われたことの背景
 三 共和主義思想の批判的再評価――二つの現代共和主義

第二章 リベラリズムの公/私分離
 一 リベラリズムの基本原理――公/私分離
 ニ 政治的リベラリズムの区別――政治的/包括的
 三 政治的リベラリズムにおける「参加」の位置
 四 政治的リベラリズムにおける「審議」の位置
 五 共和主義的政治への影響――法の公共的正統性の喪失

第三章 徳性―陶冶型共和主義の限界
 一 徳性―陶冶型共和主義の戦略――「公共性の教育プロセス」としての政治
 ニ 陶冶プロジェクトの諸条件――「徳性の再燃」と「シティズンシップの政治経済学」
 三 陶冶プロジェクトの制度構想――市民社会の共同体にもとづく連邦制
 四 徳性―陶冶型共和主義の隘路――公/私分離の放置・追認

第四章 審議―参加型共和主義の可能性
 一 審議―参加型共和主義の戦略――「公共性の再構成プロセス」としての政治
 ニ マイケルマン=ハーバーマス法理論――審議―参加型共和主義の道
 三 審議―参加型共和主義の着想――法生成的政治論
 四 審議―参加型共和主義の精緻化――討議倫理学による修正・補完

結語 法の自己統治に向けて

われわれは私的領域で干渉されない自由をもっている。しかしその自由は、公共の場で法的枠組みを決める自由によって支えられている。この矛盾する二つの自由をいかに両立させるのか。法的枠組みが市民に常に受け入れられるには、どんな政治的営みが必要なのか。リベラルでもコミュニタリアンでもない共和主義が、この問題を解決する。

出典:勁草書房公式サイト

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