『ことばと身体 尼ヶ崎彬セレクション4』尼ヶ﨑彬(花鳥社)全4巻
2023年
256頁
目次(収録作品)
一 「たとえ」の構造―隠喩と事例―
二 「らしさ」の認知―プロトタイプとカテゴリー―
1 代表詞
2 二つのカテゴリー―形成と分類―
3 差異と原型
4 プロトタイプと隠喩
三 「わかり」の仕組み―真理と納得―
1 語の意味―定義と「らしさ」―
2 文の意味―制度と過程―
3 思考―推論と理解―
四 「なぞらえ」の思考―概念の元型と共通感覚―
1 知ることとわかること
2 「らしさ」の図式
3 「なぞらえ」による理解
4 「なぞらえ」と概念体系
5 共通感覚としての「らしさ」
五 「身にしむ」言葉―制度的意味と受肉した意味―
1 概念構造と身体
2 原初の概念形成
3 理解と名指し
4 意味の受肉
六 「なぞり」の方略―レトリックと身体―
1 学びの方略―模倣と「なぞり」―
2 コミュニケーションの方略―「なぞり」の呼応―
3 レトリックの方略―「わざ言語」と「見え先行方略」―
4 レトリックの回路―意味の生成―
結びにかえて―言葉についての一寓話―
あとがき
『セレクション版』のためのあとがき
「頭」より、「腹」でわかる!
「腹でわかる」「腑に落ちる」と言うが、何かに納得するとき、実は論理以外の作用が働いている。
「感性的理解」という、もうひとつの回路を解き明かした名著、待望の復刊。あなたはきっと、「腑に落ちる」だろう。
*本書は、1990年の勁草書房版に、一部改訂を施して刊行するものです。
出典:花鳥社公式サイト