『幕末政治家』福地桜痴(福地源一郎)、佐々木潤之介 校注(岩波文庫)
2003年
380頁
目次(収録作品)(※東洋文庫版の目次)
阿部伊勢守
阿部伊勢守と水戸老公
阿部伊勢守と松平薩摩守(島津斉彬卿)
堀田備中守内閣 局面一変
堀田備中守と立儲君議
堀田備中守と外国条約
井伊掃部頭直弼
井伊掃部頭の決心 不時登城
井伊掃部頭の専断
井伊掃部頭 間部下総守上京
井伊掃部頭 黜罰の専断
井伊大老の外交
水戸斉昭卿
水戸の党派 烈公御家督の事情
烈公の心事
安藤対馬守 久世安藤内閣
安藤久世内閣の失敗 公武御合体議
水野和泉守 板倉周防守の仮摂内閣
松平大蔵大輔(春岳殿)
春岳殿及板倉内閣の対京政略
春岳殿及板倉水野諸老
幕末の有司
岩瀬肥後守
水野筑後守
小栗上野介
末期の内政、外交の重要な局面に当った阿部正弘、井伊直弼、岩瀬忠震、徳川斉昭、松平春嶽らを論じる。幕府の進歩政略が自ら衰亡を早めた、つまり幕府の衰亡も歴史の進歩であるという視点から、歴史を読み解くには、そこで重任を果たした人物の才能と仕事とを明らかにすべきだとの意図で執筆された。
アマゾン商品説明より
[関連]
『幕末政治家』福地源一郎(1989・東洋文庫)