『津波てんでんこ―近代日本の津波史』山下文男(新日本出版社)
2008年
235頁
目次(収録作品)
プロローグ キラー・ウェーブ
第1章 節句の賑わいを直撃した狂瀾怒濤
明治三陸大津波(1896年6月15日)
第2章 海と山からの津波攻めの相模湾岸
関東大地震津波(1923年9月1日)
第3章 被災地の息子たちは中国の最前線に
昭和三陸津波(1933年3月3日)
第4章 大戦末期、厳秘にされた被害情況
東南海地震津波(1944年12月7日)
第5章 敗戦後の混乱と激動の最中に
南海地震津波(1946年12月21日)
第6章 地球の裏側から遙々と
昭和のチリ津波(1960年5月23日〜24日)
第7章 激浪のなかに消えた学童たち
日本海中部地震津波(1983年5月26日)
第8章 際立った「災害弱者」の犠牲
北海道南西沖地震津波(1993年7月12日)
エピローグ 自分の命は自分で守る
日本は津波の国――矢のように速く、あっという間もなく目の前に立ちはだかる壁のような巨大な津波。凄まじい破壊力をもつ津波から人びとの命を守るにはどうすればいいのか。子どもの頃、津波を体験した著者が、明治以来の日本を襲った八つの巨大津波被害を振り返り、体験の風化に警鐘を鳴らし、究極の津波防災を考えます。
出典:新日本出版社公式サイト