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『嘉村礒多集』(岩波文庫)

『嘉村礒多集』嘉村礒多、岩田文昭編(岩波文庫)

2024年
316頁




目次(収録作品)

小説
 業苦
 崖の下
 曇り日
 不幸な夫婦
 秋立つまで
 魍魎
 途上
 神前結婚

随筆
 すえとおりたる大慈悲心
 道徳にあらず業報なり
 故郷に帰りゆくこころ
 再び故郷に帰りゆくこころ
 「上ケ山」の里(山口県)――我が郷土を語る――
 経机

書簡
 安倍能成宛
  大正九(一九二〇)年三月二十九日
  大正十二(一九二三)年七月三十日
 嘉村若松宛
  大正十二(一九二三)年十月(推定)十九日
 小川チトセ宛
  大正十四(一九二五)年三月
 近角常観宛
  大正十三(一九二四)年十月九日
  大正十四(一九二五)年二月二十三日

解説(岩田文昭)
嘉村礒多略年譜

嘉村礒多(1897-1933)は、山口県仁保に生まれ、東京で夭折した昭和の作家。己の業苦の生を懺悔行の如く文学に刻み、結実させた。「秋立つまで」や「神前結婚」など小説8篇、宗教への憧憬、望郷の想いを綴った随想6篇、安倍能成、近角常観らに宛てた書簡6通を精選。悩み苦しむ者の生きる光源、同朋となる嘉村文学髄を伝える。

本書表紙(カバー)より

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