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『対論・異色昭和史』鶴見俊輔・上坂冬子(PHP新書)

『対論・異色昭和史』鶴見俊輔・上坂冬子(PHP新書)

2009年5月1日第1版第1刷発行
261頁




目次(収録作品)

第1章 戦時下の思い出
第2章 戦時体制化の暮らし
第3章 戦後日本をあらためて問う
第4章 「思想の科学」の躍動ぶりと周辺の事件
エピローグ 教育とは、そして、死とは

哲学者の鶴見俊輔とノンフィクション作家の上坂冬子の対談本。

上坂がアナーキストを自認する鶴見を巧みにからかい、つっこんでいる所が面白い。落ちまでついている対談。
鶴見の歴史や国防の認識は、どうしようもないが(一部、下記に指摘)。
なかなか、おすすめ。

[筆者の一言]
(p.112)鶴見 憲法九条を堅持し、国を守るための武器は棍棒程度でよい。
(よいわけあるか!)

(p.114)鶴見 インドはイギリスを恨んでいない。
(そんなはずあるか!)

(p.116)鶴見 ガンジーがインドを独立させた。
(違います。武力で独立しました。「インド独立の父」というのは、ある種の”伝説”です)

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