『朝日の中の黒い鳥』ポール・クローデル、内藤高訳(講談社学術文庫)
1988年11月10日第1刷発行
245頁
目次(収録作品)
日本人の心を訪れる目/炎の街を横切って/一年の後/日本文学散歩/能/歌舞伎/舞楽/文楽/自然と道徳ー竹内栖鳳画伯に/杭州/雪ー杵屋佐吉の音楽に倣って/二本の青い竹/橋/杖/松の中での譲位/後の国/小さな使者達/明治/雉子橋の家/太陽の深淵/アントニン・レイモンドの東京の家/帝の葬儀/力士の構え/日本への惜別
著者は、劇作家、詩人、外交官。1921年~27年、駐日大使。(1868-1955)
本書は、講演と雑誌に掲載されたエッセーを一書にまとめたもの。
鋭い観察眼が伺えるところがあるが、全体的にはいま一つ。
1~4ページほどの小文も多い。詩的な文章で分かりにくく、筆者には効果的とは思えない部分もある(原文ではどうなのか分からないが)。
「日本人の心を訪れる目」、関東大震災の被災を綴った「炎の街を横切って」が、なかなか興味深い。