
『説話の森―中世の天狗からイソップまで』小峯和明(岩波現代文庫)
2001年9月14日第1刷発行
338頁
目次(収録作品)
1 説話の森
天竺から来た天狗―「大豆の僧正」考
怨霊から愛の亡者へ―位争い伝承の変転
2 説話の誕生
猿を救った獅子―説法の庭
蝉丸の琵琶―密室の対座
則光と髭の男―二人の語り手
3 説話の深層
女盗人二題―京の闇
昇らなかった龍―伝承ともどき
炎を見る男―絵巻の説話
4 説話の風景
きのこの不思議―説話の本草学
動物たちの声―鳥獣戯画と芸能
西洋から来た説話―イソップと聖者伝
5 説話の中世
雑談の時代―説話の表現史
解説 黒田日出夫
著者は、日本中世文学の研究者。
『今昔物語集』『宇治拾遺物語』などの説話を引用し、説話の特徴、また、語り方・視点・題材等を論じるのが主な内容。論説集。
『今昔物語集』などの本文を引用して解説しているが、その説話を通して読んでいないと理解するのは難しい。
※本書は、『説話の森―天狗・盗賊・異形の道化』(大修館書店)を修正・増補・改題して文庫化したもの。
[関連]
『説話の森―天狗・盗賊・異形の道化』小峯和明(1991・大修館書店)
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