2012年
448頁
目次(収録作品)
凡例
巻第一
巻第二
巻第三
巻第四
巻第五
巻第六
巻第七
補注
学術文庫版へのあとがき
天皇家・摂関家内部の権力抗争が武力衝突に発展し武士の政界進出の端緒となった保元の乱。そこに、乱世の機縁をみた慈円は、神武天皇以来の歴史をたどり、移り変わる世に内在する歴史の「道理」を明らかにしようとする。摂関家に生まれ、仏教界の中心にあって、政治の世界を対象化する眼をもった慈円だからこそ書きえた歴史書の、決定版全現代語訳。
※本書の原本は、1971年6月、「日本の名著 9『慈円・北畠親房』」として、中央公論社より刊行されました。本書は、中公バックス版「日本の名著9」(1983年刊)を底本としました。
出典:講談社BOOK俱楽部