『ヘンリー・ジェイムズ短篇集』ヘンリー・ジェイムズ、大津栄一郎編訳(岩波文庫)
1985年
324頁
目次(収録作品)
荒涼のベンチ
にぎやかな街角
私的生活
もうひとり
ジェイムズ(1843-1916)ときくと、あの「哲学のような小説」を書いた男かといって尻ごみをする向きがあるかもしれない。だが、そういう人にかによりまず円熟期に成った短篇をいくつか読んでほしいと思う。そこにはこの大作家の最良の部分が申し分なく発揮されている。『荒涼のベンチ』『にぎやかな街角』『私的生活』『もうひとり』の4篇を収める。
本書表紙(カバー)より
[参考]
『ヘンリー・ジェイムズ傑作選』行方昭夫訳(講談社文芸文庫)