『影の日本史にせまる―西行から芭蕉へ』嵐山光三郎・磯田道史(平凡社)
2018年
216頁
目次(収録作品)
その1 西行とその時代(“才能の窓”があく院政期/北面の武士の実態/ショッキングだった西行の出家/鎮魂の精神 ほか)
その2 連歌の流行と俳諧の誕生(暗示と比喩ー政治用語としての和歌/“言挙げしない国”/「有心」から「心の共有」へ/「花の下の平等」―政治クラブとしての連衆/宗祇と芭蕉をつなぐ糸 ほか)
その3 芭蕉とその時代(大坂城の埋蔵金のゆくえ/連歌から俳諧へ/俳諧はモバイル/江戸行きという選択/江戸屋敷の位置考 ほか)
西行から芭蕉にいたる平安~江戸時代を、タブーを無視して縦横に斬る――老熟の作家と気鋭の歴史家による刺激に満ちた「異端の日本史」談義。
「西行は自ら命を絶った!?」「芭蕉は007!?」「あの人も男色!?」「連歌師は戦争広告代理店!?」「〈芭蕉=忍者〉説の真相は!?」……隠密と男色と見立てからひもとけば、知られざる日本史が見えてくる。
出典:平凡社公式サイト